タイヤに関してあれこれ。
ちらほら話題に上がっていましたが、
全日本ラリーの使用タイヤをラリータイヤのみに制限するという検討がなされているようで。
全日本ラリーにも参加しない外野がどーこー言うのも変ですが、思うところを。
これってやはり経費節減の為でしょうか?
それとも競技速度を落とす安全面?
全日本ラリーの使用タイヤをラリータイヤのみに制限するという検討がなされているようで。
全日本ラリーにも参加しない外野がどーこー言うのも変ですが、思うところを。
これってやはり経費節減の為でしょうか?
それとも競技速度を落とす安全面?
ま、何にしても思うのが国内最高峰のラリーがそれでいいの?
という単純な疑問が。
やはり最高峰のカテゴリなんだから、使う道具もレベルを下げる事無くそれなりのものであって欲しいと思うのです。
一方、地区戦・Ch戦をラリータイヤで走っている身としては、
ラリータイヤ限定というのは非常に面倒くさいものです。
というのも、現在はA036のような超硬質用タイヤを使う訳ですが、
これすらも3~4分山まで減らして試合には使うわけです。
ランサーだとそこから大体SS20kmくらいで無くなってしまいます。
地区戦は大体40kmくらいなので
これを毎戦タイヤ2セット準備する必要がある訳です。
それもある程度綺麗に減らさないといけない訳で、かなり面倒な事です。はい。
全日本だともっと本数が必要でしょう。
もしかしたらタイヤ総数の制限があるので、ヨレヨレ新品タイヤで走る羽目になったり?
更にもしかしたら、全日本ラリー舗装用ハードスペコンが出てきたりして・・・
そんな訳で100歩譲っても、スポーツラジアル使用可にするべきかと思うのです。
そもそも、ラリータイヤのサイズが無い車種もある訳で。
一方地区戦では・・・
現在Sタイヤが使用可能なのはDE戦だけとなってしまいました。
その他はラリータイヤ限定とか、Sタイヤ禁止とか・・・
FG地区でもM+Sに限る、ではなくSタイヤ禁止という方向になってきましたね。
じゃ、超硬質用ラリータイヤとハイグリップラジアルとではどちらが良いのでしょうか?
ここからは個人的な持論と経験なので異論は認めます。
まずイニシャルコストとして購入費用。
某通販サイトで見てみました。例はCT9Aランサーを考えてサイズは245/40R17。
BS RE-11:\25,710
YH NEOVA AD08:\31,660
DL Z1 STAR SPEC:\22,260
GY EAGLE RS SPORT:\27,990
FK AZENIS RT615:\20,190(235/45R17)
TY PROXES R1R:\23,830
PI P ZERO:\30,160
あと、MIのsports CUPとかもあるのですが、サイズが無いので・・・
これって確かポルシェカップ用なので、夏のデイラリーとかでは良さそうな気もします。
ま、各メーカー差はありますが1本2~3万円くらいという事ですね。
で次はラリータイヤ。サイズは言わずもがなな205/65R15。
BS RE461R kai:\16,090
YH A036:\14,730
DL 91R:\15,152(215/60R15)
だいたい\15,000くらいですね。
比較すると、スポーツラジアルなら、1台分8万円~12万円。
ラリータイヤなら6万円くらいという訳です。
ラリータイヤの方が安いですね。
じゃ肝心のパフォーマンスは・・・
・・・
わかりません、すいません。定量的なデータは無いのです。
ただし、ラリーの結果から言うと、大きな差は無い感じがします。
前回のチェリッシュラリーでは、YOZOさんはZ1 STAR SPECでした。
途中バーストで失速するまでは一人旅状態。
結局換えのタイヤが無くて後半はお古のラリータイヤでタイム上がらず。
という事から、スムーズなドライ舗装路面では勝るとも劣らない性能があると言えます。
もうひとつ注目したいのは、タイヤの幅ですね。
ハイグリップラジアルでは最大8Jのリムに245幅まで履けますが、
ラリータイヤなら、最大7.5Jのリムに205(215)幅までです。
ADVANで比較してみると、
NEOVA AD08:タイヤ幅248mm(標準8.5Jリム)
A036タイヤ幅211mm(標準6Jリム)
リム幅は0.5Jの増減で大体タイヤ幅が5~6mm変化するので
NEOVA AD08を8Jリムにマウントすると、約243mm。
A036を7.5J(許容最大幅)にマウントすると226mm。
カタログ値のタイヤ幅は接地面とは違いますし、
そもそも違うタイヤで比較してもどーこー言える訳ではありませんが
このような差はあるわけです。
一方、Bクラスの場合ホイルが7Jまでですから、
幅の差は小さくなる筈です。
しかもラリータイヤの185/60R15サイズは、スポーツラジアルの195/55R15サイズより
実質タイヤ幅が広いのです。
そうなると225サイズのスポーツラジアルを使いたくなるのですが、
幅が7Jまでしか使えないのであれば、威力半減です。
その点、純正で幅の広いFD2シビックとかは有利かもしれません。
そしてタイヤライフ。
これも定量的なデータは無いのですが、
チェリッシュラリーの実績から見ると、ラリータイヤ新品なら40~50km。
一方、スポーツラジアルならあと3戦はいけそうな感じですね。
色々見てきましたが、パフォーマンスでは互角、
コストではイニシャルコストは多少高いものの、
ランニングコストでスポーツラジアルに軍配が上がりそうです。
じゃ、ラリータイヤはダメなのか・・・というとそうでもありません。
汚れた苔むしたような舗装林道ではやはりコントロール性とグリップ力で上回ると思います。
やはりコンパウンドが低温からしっかりグリップします。
また、ハイグリップラジアルは雨じゃダメ・・・という人も居ますが、
今年前半さんざんお古のラジアルで雨・霧の中練習する羽目になった身からすると、
問題無いと思います。耐アクアプレーニング性では確実に上ですし。
個人的な結論
中高温ドライ・・・ハイグリップラジアル
低温ウェット(春先・冬前)・・・ラリータイヤ
ウェット・低温ドライ・・・甲乙付け難し。状況によりけり。
そんな感じです。
ハイグリップラジアルでも
ドライ性能に特化したものから、ウェット性能も重視したものまで色々ですから、
そこもポイントになるかと思います。
なんにせよ・・・ラジアルのコストの安さは魅力です、はい。
という単純な疑問が。
やはり最高峰のカテゴリなんだから、使う道具もレベルを下げる事無くそれなりのものであって欲しいと思うのです。
一方、地区戦・Ch戦をラリータイヤで走っている身としては、
ラリータイヤ限定というのは非常に面倒くさいものです。
というのも、現在はA036のような超硬質用タイヤを使う訳ですが、
これすらも3~4分山まで減らして試合には使うわけです。
ランサーだとそこから大体SS20kmくらいで無くなってしまいます。
地区戦は大体40kmくらいなので
これを毎戦タイヤ2セット準備する必要がある訳です。
それもある程度綺麗に減らさないといけない訳で、かなり面倒な事です。はい。
全日本だともっと本数が必要でしょう。
もしかしたらタイヤ総数の制限があるので、ヨレヨレ新品タイヤで走る羽目になったり?
更にもしかしたら、全日本ラリー舗装用ハードスペコンが出てきたりして・・・
そんな訳で100歩譲っても、スポーツラジアル使用可にするべきかと思うのです。
そもそも、ラリータイヤのサイズが無い車種もある訳で。
一方地区戦では・・・
現在Sタイヤが使用可能なのはDE戦だけとなってしまいました。
その他はラリータイヤ限定とか、Sタイヤ禁止とか・・・
FG地区でもM+Sに限る、ではなくSタイヤ禁止という方向になってきましたね。
じゃ、超硬質用ラリータイヤとハイグリップラジアルとではどちらが良いのでしょうか?
ここからは個人的な持論と経験なので異論は認めます。
まずイニシャルコストとして購入費用。
某通販サイトで見てみました。例はCT9Aランサーを考えてサイズは245/40R17。
BS RE-11:\25,710
YH NEOVA AD08:\31,660
DL Z1 STAR SPEC:\22,260
GY EAGLE RS SPORT:\27,990
FK AZENIS RT615:\20,190(235/45R17)
TY PROXES R1R:\23,830
PI P ZERO:\30,160
あと、MIのsports CUPとかもあるのですが、サイズが無いので・・・
これって確かポルシェカップ用なので、夏のデイラリーとかでは良さそうな気もします。
ま、各メーカー差はありますが1本2~3万円くらいという事ですね。
で次はラリータイヤ。サイズは言わずもがなな205/65R15。
BS RE461R kai:\16,090
YH A036:\14,730
DL 91R:\15,152(215/60R15)
だいたい\15,000くらいですね。
比較すると、スポーツラジアルなら、1台分8万円~12万円。
ラリータイヤなら6万円くらいという訳です。
ラリータイヤの方が安いですね。
じゃ肝心のパフォーマンスは・・・
・・・
わかりません、すいません。定量的なデータは無いのです。
ただし、ラリーの結果から言うと、大きな差は無い感じがします。
前回のチェリッシュラリーでは、YOZOさんはZ1 STAR SPECでした。
途中バーストで失速するまでは一人旅状態。
結局換えのタイヤが無くて後半はお古のラリータイヤでタイム上がらず。
という事から、スムーズなドライ舗装路面では勝るとも劣らない性能があると言えます。
もうひとつ注目したいのは、タイヤの幅ですね。
ハイグリップラジアルでは最大8Jのリムに245幅まで履けますが、
ラリータイヤなら、最大7.5Jのリムに205(215)幅までです。
ADVANで比較してみると、
NEOVA AD08:タイヤ幅248mm(標準8.5Jリム)
A036タイヤ幅211mm(標準6Jリム)
リム幅は0.5Jの増減で大体タイヤ幅が5~6mm変化するので
NEOVA AD08を8Jリムにマウントすると、約243mm。
A036を7.5J(許容最大幅)にマウントすると226mm。
カタログ値のタイヤ幅は接地面とは違いますし、
そもそも違うタイヤで比較してもどーこー言える訳ではありませんが
このような差はあるわけです。
一方、Bクラスの場合ホイルが7Jまでですから、
幅の差は小さくなる筈です。
しかもラリータイヤの185/60R15サイズは、スポーツラジアルの195/55R15サイズより
実質タイヤ幅が広いのです。
そうなると225サイズのスポーツラジアルを使いたくなるのですが、
幅が7Jまでしか使えないのであれば、威力半減です。
その点、純正で幅の広いFD2シビックとかは有利かもしれません。
そしてタイヤライフ。
これも定量的なデータは無いのですが、
チェリッシュラリーの実績から見ると、ラリータイヤ新品なら40~50km。
一方、スポーツラジアルならあと3戦はいけそうな感じですね。
色々見てきましたが、パフォーマンスでは互角、
コストではイニシャルコストは多少高いものの、
ランニングコストでスポーツラジアルに軍配が上がりそうです。
じゃ、ラリータイヤはダメなのか・・・というとそうでもありません。
汚れた苔むしたような舗装林道ではやはりコントロール性とグリップ力で上回ると思います。
やはりコンパウンドが低温からしっかりグリップします。
また、ハイグリップラジアルは雨じゃダメ・・・という人も居ますが、
今年前半さんざんお古のラジアルで雨・霧の中練習する羽目になった身からすると、
問題無いと思います。耐アクアプレーニング性では確実に上ですし。
個人的な結論
中高温ドライ・・・ハイグリップラジアル
低温ウェット(春先・冬前)・・・ラリータイヤ
ウェット・低温ドライ・・・甲乙付け難し。状況によりけり。
そんな感じです。
ハイグリップラジアルでも
ドライ性能に特化したものから、ウェット性能も重視したものまで色々ですから、
そこもポイントになるかと思います。
なんにせよ・・・ラジアルのコストの安さは魅力です、はい。
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コメント
No title
公道最速
それが、全日本ラリー選手権に
与えられた命題・・・という訳ですね。
全くもって同意です。
啓介殿も最速目指してください~
タイヤのデータ
・・・私の比較はあくまでカタログ比較に留まっているので・・・
きちんとした比較データがあればいいんですけどね。
ラリータイヤとラジアルの比較なんて一般誌じゃ絶対やらないので、
PDあたりで特集してもらわないと。
与えられた命題・・・という訳ですね。
全くもって同意です。
啓介殿も最速目指してください~
タイヤのデータ
・・・私の比較はあくまでカタログ比較に留まっているので・・・
きちんとした比較データがあればいいんですけどね。
ラリータイヤとラジアルの比較なんて一般誌じゃ絶対やらないので、
PDあたりで特集してもらわないと。
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ちなみに、僕にもJAFからアンケート用紙が来ました。。。一応全日本ラリーエントラント対象だったみたいで。
で、「反対」で出しておきました~。
「FD2はブレンボなので15インチのラリータイヤが履けない → 出れない」とか
「山を減らさないとグリップが出ない → 新品では使えないというのはエコではない」とか
他にもいろいろ思うところはありますが。。。
全日本ラリーカーが叩き出したベストタイムが、地元のSタイヤ履いたにーちゃんに軽くちぎられる。
なんてことは避けなければならないと思ったしだいです。